「ヨーグルトメーカー、買ったはいいけど…どのヨーグルトをタネにしたらいいの?」
手軽に自家製ヨーグルトが作れると人気のヨーグルトメーカー。でも、いざ始めてみようと思ったら、最初の大きな壁にぶつかりますよね。そう、「タネ菌」選びです。
「市販のヨーグルトでいいの?」「専用の種菌パックって何?」「失敗しないか不安…」
この記事では、そんなあなたの悩みを解決するため、ヨーグルトメーカーで使うタネ菌の選び方と、目的別のおすすめを徹底的に解説します。
私自身、ヨーグルトメーカー歴3年。これまで色々なタネ菌を試しては失敗を繰り返してきました。そんな経験から得た「失敗しないタネ菌の選び方」と、実際に作ってみて「これは美味しくて簡単!」と感じたタネ菌をご紹介します。
この記事を読めば、あなたにぴったりのタネ菌が見つかり、手作りヨーグルト生活がもっと楽しくなりますよ!
ヨーグルトメーカーのタネ菌、大きく分けて2種類あるって知ってた?

ヨーグルトメーカーのタネ菌は、大きく以下の2つのタイプに分けられます。
- 市販のヨーグルト
- ヨーグルトメーカー専用の種菌
それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解しておきましょう。
1. 市販のヨーグルト(プレーンタイプ)
メリット
- 手軽に入手できる:スーパーやコンビニで簡単に買えます。
- 種類が豊富:R-1やガセリ菌SP株、ビヒダスなど、菌の種類が選べます。
- コストが安い:専用種菌に比べて1回あたりのコストを抑えられます。
デメリット
- 失敗しやすい:雑菌が入りやすく、何度も継ぎ足すと風味が落ちたり、固まらなくなったりすることがあります。
- 再現性が低い:毎回同じ固さや味になるとは限りません。
【私の体験談】
ヨーグルトメーカーを始めたばかりの頃、スーパーで買える「R-1」をタネにしていました。最初は美味しくできたのですが、何度か継ぎ足していくうちに、酸味が強くなったり、ゆるゆるになってしまったり…。衛生管理が甘かったのが原因だと反省しました。
2. ヨーグルトメーカー専用の種菌
メリット
- 失敗しにくい:雑菌の心配が少なく、安定して作れます。
- 味が安定する:毎回同じ固さ、同じ味のヨーグルトができます。
- 菌の力が強い:メーカーによって、強力な菌を使用しているものもあります。
デメリット
- コストが高い:市販ヨーグルトに比べると1回あたりの単価が高くなります。
- 入手しにくい場合がある:スーパーでは見つからないことが多く、ネット通販が主流です。
【目的別】失敗しない!ヨーグルトメーカーのタネ菌選び
結局、どっちを選べばいいの?と迷いますよね。あなたの目的別に最適なタネ菌をご紹介します。
目的①:色々な味や菌を試したい!コスパ重視の方
→市販のヨーグルトがおすすめ!
色々な種類のヨーグルトを試すことで、自分好みの味や効果を感じられるヨーグルトを見つけられます。ただし、衛生面には十分注意しましょう。
【おすすめの市販ヨーグルト】
- 明治ブルガリアヨーグルト:定番中の定番。酸味とコクのバランスが良く、安定して固まります。
- 明治プロビオヨーグルトR-1:健康志向の方に人気。少し酸味のあるしっかりしたヨーグルトができます。
- 森永乳業ビヒダスヨーグルト:ビフィズス菌BB536株入り。まろやかな味わいが特徴です。
目的②:とにかく失敗したくない!安定した美味しいヨーグルトを作りたい方
→ヨーグルトメーカー専用の種菌がおすすめ!
初めてヨーグルトメーカーを使う方、衛生面が気になる方には、専用種菌が最適です。多少コストはかかりますが、失敗のリスクを大幅に減らせます。
【おすすめの専用種菌】
ここでは、私が実際に使ってみて「これは良い!」と感じた種菌を比較表にまとめました。
商品名 | 特徴 | ヨーグルトの味・食感 | 価格帯(1回分) |
---|---|---|---|
カスピ海ヨーグルトの種菌 | 自宅で簡単に作れるカスピ海ヨーグルトの種菌。生きたまま腸に届くクレモリス菌FC株を使用。 | 粘り気が強く、酸味が少ないまろやかな味わい。 | 約250円 |
ヨーグルティアS用種菌(タニカ) | ヨーグルトメーカー「ヨーグルティアS」の専用種菌。安定した発酵が魅力。 | 酸味の少ない、なめらかな口当たり。カスピ海ヨーグルト用やケフィア用など種類も豊富。 | 約200円 |
ケフィアヨーグルト種菌 | 乳酸菌と酵母が共生している発酵乳。複雑な風味が楽しめる。 | 独特の酸味と炭酸のような微発泡感。さっぱりとした味わい。 | 約280円 |
※価格は調査時のものです。変動する場合がありますのでご了承ください。
【私の体験談】
専用種菌の中でも、特に「カスピ海ヨーグルトの種菌」は感動しました。失敗知らずで、スーパーで売っているカスピ海ヨーグルトよりも断然美味しく、プルンとした食感が癖になります。毎朝の定番になりました。
ヨーグルトメーカーで失敗しないための3つのコツ

どんなタネ菌を使うにしても、この3つのコツを押さえるだけで成功率が格段にアップします。
- 徹底した消毒:容器、スプーン、蓋など、牛乳やタネ菌が触れるものはすべて熱湯消毒かアルコール消毒をしましょう。
- 牛乳は「成分無調整」を選ぶ:乳脂肪分などが調整された牛乳よりも、成分無調整牛乳の方が菌がしっかり発酵しやすくなります。
- タネ菌はケチらない:メーカー推奨の分量を守りましょう。少なすぎると発酵がうまくいかず、固まらない原因になります。
読者の声に答えたい!ヨーグルトメーカーのタネ菌に関するFAQ
Instagramのフォロワーさんからよくいただく質問に、Q&A形式でお答えします!
Q1. ヨーグルトメーカーで継ぎ足しはできますか?
A. 市販ヨーグルトをタネにする場合、2~3回は可能ですが、雑菌混入のリスクが高まります。専用種菌は基本的に使い切りです。安全性を考えると、毎回新しいタネ菌を使うことをおすすめします。
Q2. 市販のフルーツヨーグルトは使えますか?
A. フルーツや砂糖が入っているものは、雑菌が繁殖しやすいため、使わない方が良いでしょう。必ず「プレーンヨーグルト」を選んでください。
Q3. 牛乳パックに直接ヨーグルトを入れちゃダメ?
A. 専用容器に移し替えることを推奨します。牛乳パックの注ぎ口には雑菌が付着している可能性があります。専用容器に移し替えて、しっかり消毒したスプーンで混ぜるようにしましょう。
まとめ:あなたにぴったりのタネ菌を見つけて、手作りヨーグルト生活を楽しもう!
今回は、ヨーグルトメーカーのタネ菌について、市販ヨーグルトと専用種菌のメリット・デメリット、そして目的別のおすすめをご紹介しました。
改めて、あなたの目的をチェックしてみましょう。
- 色々な味を試したい!手軽さ重視なら → 市販のプレーンヨーグルト
- 失敗したくない!安心安全なヨーグルトを作りたいなら → ヨーグルトメーカー専用の種菌
どちらのタネ菌を選ぶにしても、「消毒を徹底する」「牛乳は成分無調整を選ぶ」という2つのポイントを忘れずに実践してみてください。きっと、あなただけの美味しいヨーグルトが作れますよ。
手作りヨーグルトは、毎日の食卓を豊かにしてくれます。ぜひ、この記事を参考に、あなたにぴったりのタネ菌を見つけて、楽しいヨーグルト生活を始めてくださいね!
この記事は、筆者の体験と複数の信頼できる情報源(メーカー公式サイト、消費者庁データなど)を参考に作成しています。
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